息子の婚約者⑥

調査報告をすると、依頼者のご夫婦はとても驚かれていました。

息子に婚約者の調査をしたというと、たぶん不快な思いをするだろうが、調査結果が結果なだけに、黙っておくわけにもいかない。辛いが正直に話すしかないと、とても辛そうにされていた。

さすがに、もう我々は彼女との結婚を祝福は出来ない。後の判断は息子に任せるしかないと思っていると話され事務所を後にされた。

 

息子の婚約者⑤

まずは、彼女の素行調査をすることになった。依頼者の息子さんから聞いた住所を早朝から張り込んだ。朝7時半、彼女がアパートから出て来る。彼女の後を尾行する。ある事務所に入っていくのを確認する。事務機器を扱う会社という事が分かった。どうもここが彼女の職場らしい。会社に電話をして名前を確認すると、名前は詐称していないようだ。

更に彼女を調べると、離婚歴と子供がいることが判明。子供は彼女の母親が育てているという事だ。彼女の両親は離婚していて、母親は病気という事実はなかった。

 

息子の婚約者④

結婚式まであと1ヶ月となった時に、彼女と同じ会社に勤める知人から連絡が入った。

〇〇〇〇さんという女性はうちの会社では働いていない。関連会社も確認したが、いなかったという事だ。彼女にしては、ちょっとした嘘かもしれないが、ちゃんと調べた方がいいと教えてくれた。それを聞くと、わざと自分の家族と会わせないようにしているのではと思い始め、何かまだ嘘が隠されていそうだと考え、こうして依頼に来たというわけです。結婚式まであまり時間がありません。早急に調査をお願いしたいのです。

 

息子の婚約者③

結納はせずに身内だけで簡単な式と食事会をするという事で話は進んでいった。妻も私もせめてお母様には挨拶しておきたいとお見舞いを申し出たが、病状が安定しないという事で実現していない。息子も彼女のご家族には会ったことがないという。それならお姉さんにということで、彼女のお姉さんに会ってご挨拶することになった。約束の日、県外からお姉さんが来てくださるという事で待っていると、約束の時間の1時間ほど前になって、来る途中で事故に会いに行けなくなったという連絡が彼女の方から入った。

息子の婚約者②

数日たってから、そのお嬢さんが務めている会社に知り合いがいることを思いつき、詮索するわけではないけれど、仕事ぶりや人となりが気になって、問い合わせてみることにした。

知人に名前を告げると、聞いたことないな~、社員が400名近くいるから、顔は見たことあるが、名前は知らないことも多い、その逆もあるし・・・すぐには分からないが、社内データを検索して、同じ部署に知り合いがいたらそれとなく聞いておくよという事だった。その時はそれほど気にも留めずそんなもんかと思っていた。

 

息子の婚約者①

50代のご夫婦からの依頼。
息子の婚約者の調査をお願いしたいとのこと。
息子の婚約者に対して不信感があるという事だが・・・

息子から結婚したい人がいると紹介された。感じの良いお嬢さんで妻も私も喜んでいました。いろいろと質問するのも失礼かと思ったが、ご両親について聞くと、父は自分が大学の時に事故で亡くなり、母は病気で入院中。お姉さんが面倒を見ているという事だった。
どこに勤めているのかを聞くと、県内では、それなりに名の知れた企業だった。後はとりとめない話をし、その日は和やかに食事を終えた。

盗聴⑥

彼女の話に私は驚きました。

彼女は私の彼氏のことが好きになってしまったと言ったのです・・・。

私の事が憎かったと話してくれました。ずっと親友だと思っていたのに、彼女の事をちっともわかっていなかったんです。

盗聴もいたずら電話も嫌がらせも、すべて彼女かしたことでした。でも私には彼女を恨むことがどうしてもできませんでした。

そこで別れてから、もう彼女とは会っていません。

 

盗聴⑤

後日、彼氏と約束をしたふりをして、一人でカフェに向かいました。入り口が見渡せる、奥の席に座り、30分ほどたつと、入り口に彼女が現れました。きょろきょろと中を伺っていましたが、私には気付きませんでした。店員に一人だと告げて、カウンターに座ったのを確認して、彼女に近づき後ろから声をかけました。彼女はとても驚いた顔をしていました。私はカウンターに盗聴器を置きました。そして、正直に話してほしいと言いました。

盗聴④

『それは、辛い思いをされましたね・・・まずは部屋に盗聴器が仕掛けられていないか調べてみましょう。』

後日依頼者の部屋で盗聴器の調査をすることになった。調査中は声を出さないようお願いをして、調査を開始した。彼女の部屋は1DK。もし依頼者が疑うようにAさんが仕掛けたというなら、工具を使用して取り付けるようなものより、手軽に取り付けられる物の方が可能性が高い気がする・・・

数分後にテレビの裏のコンセントのソケットに仕掛けられている盗聴器を発見した。

 

盗聴③

 

でも、よくよく考えると変な偶然が重なる時が多くて、彼氏と待ち合わせの喫茶店に、突然現れたり、同じ時間に同じ場所で映画を見ていたりと・・・

そのころから、Aが少し怖く感じるようなり、さけるようになりました。誘われても都合がわるいと言って断っていました。無言電話は続いているし、最近では変な手紙も来るようになりました。

もうAが嫌がらせをしているとしか思えないんです・・・

彼に相談しても、ただの偶然だよ、気にしすぎだよと言って取り合ってくれません。