困った夫・・・④

依頼者のご主人が店に入って、1時間がすぎた。
時刻は7時半を少し回っている。

店から一人の女性客が出てきた。
そのあとから依頼者のご主人が現れた。

やっぱり待ち合わせをしていたようだ。

2人は、暗い路地を寄り添って歩いている。
腕を組み、どこをどう見てもそういう関係だとわかる。
慎重に後を追いながらカメラを向け、写真を撮る。

その後、大通りに出てタクシーをひろい別々に帰っていった。

自分は女性のタクシーを追った。

困った夫・・・③

さて、調査開始。
定時が5時半ということで、5時ごろから会社の前で待機している。
依頼者のご主人が車内にいることは確認済みである。
この日は、7時過ぎに会社を出て、まっすぐ家に向かい
8時には帰宅している。

翌日も同じように夕方から、会社の前で待機。
おっ、今日は早い!
時計をみると5時50分。
徒歩で繁華街の方へ向かった。
向かった先はしゃれた日本料理店。
1人で店に入っていったが、待ち合わせか?

困った夫・・・②

しかし、女の勘というか、帰りが早くても、なんだか怪しい・・・
今まで、何度も浮気を繰り返してきて、1年近くも何もないはずがないというのだ。
証拠をつかんで、今度こそは離婚を考えているという。

40代でそれなりの役職にもついているだろうし、8時に帰宅するというなら、寄り道をしているというのも考えにくいが・・・
依頼というなら調査しないわけにもいかない。

それに長年探偵の仕事をしてきて、思うことは、浮気の癖は治らない・・・
多分依頼者のご主人も例外ではないはずだ 

困った夫・・・①

事務所に現れたのは40代女性。
ご主人の浮気を疑っているとのこと。
今回が初めてではなく、前回の浮気がばれてからは、
おとなしくなって、8時~9時には帰宅している。
飲み会といって出ていくことも、めっきりと減った。

浮気をしている時は、残業といっては11時近くに帰ってきたり、
同僚と飲みに行く、上司に誘われたと、週に2、3回は
飲みに行き、午前様になることも、度々あった。

そのご主人が、通勤時間が40分の会社で、毎日8時過ぎには帰宅する・・・。
これはもう浮気はできない、奥さんはそう思っていたそうだ。

妻の不信行動⑥

こんなに緊張するのはいつ以来だろうと思うくらい、
久しぶりに手に汗をかいた。

電話に出たスタッフは落ち着いた口調ではなす感じの良い女性だった。
何をどう話したかよく覚えていない。
ただ、予約の日時だけはメモをしていた。

時間にして5、6分話しをして、無料相談の予約をした、
たったこれだけでも、自分が何か大きなことをしたような
そんな気分になっていた。

妻の行動をはっきりさせよう!そう強く思った。